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ギブソンのギターはなぜ高いのか?1959年レスポール、なんと3000万円...

      2021/09/30

こんにちは!

最近ブログ更新をサボっていました

ランディ瑪太瑠です!

 

 

 

 

今桜が満開です!!お花見は楽しんでいますか?

気づけばもう春ですね~また春って感じです!

時が過ぎるのは早いものです...

 

 

 

あっ!

今時が過ぎると言えばで思い出したのですが

私たちの身近にある物

車やバイクや家具、ブランド物など

 

 

 

時間が経つと、当時販売していた価格より

大幅に高い価格となる物があります。

世に言う『プレミア価格』

という物です。

 

 

このプレミア価格が一体何か?

知っておくともしかしたら、

一攫千金で得するかもしれませんよ~

 

 

 

では本日は

プレミア価格について記事を書いていきます!

 

 

 

例えばこのバイク


車、バイク好きな人なら

若い方でも知っている人が多いかもしれませんね。

 

 

 

このバイクは HONDA CBX400F

というバイクで1981年から83年まで

生産された400㏄のバイクです。

 

 

 

当時の新車価格はおよそ50万円でした

が........!

 

 

 

30年以上経った、2017年現在このバイクの値段が

中古でなんと

 

 

 

100万円超えが普通!

 

 

 

中古なのに....

 

 

 

フル純正(改造がされていない)で低走行距離な物だと

300万円超え!

している物まであります。

 

 

 

恐ろしい価格高騰ぶりです。

新車で何台か買って、倉庫に保管しておけばよかった...

なんて今さら思ってしまったり......

 

 

 

しかし、なぜこんなに値段が高騰するのでしょうか?

理由は単純で、皆さんも学校の授業などで聴いたことがあるかもしれません。

 

 

 

欲しい人(需要)に対して

実車(供給)が少ない

つまり欲しい人(需要曲線)と実車(供給曲線)が交わる所で、このバイクの価格は決まります。

少し専門的な話となってしまいましたが、私たちの身の回りにある物の価格は基本的にはこのように決まっています。

 

 

 

オークションと同じような感じです。

同じ物が欲しい人が多くいると

ライバルが多い事になりますよね?

しかも数も少ない

 

 

 

そうすると、入札件数は増え

落札価格はどんどん高騰していきます。

 

 

 

恐ろしい世の中です。

ある有名な漫画に出たとか

有名な映画に出たとか

こんな火種から、突然値段が上がる物もあります。

 

 

 

あら

なんかバイクの話に夢中になってしまった....

そんな訳で!!

 

 

 

実はエレキギターにも

とんでもないプレミア価格

ギターがある事をあなたはご存知ですか?

 

 

 

ギターあまり知らないよ!

という人でもテレビなどで

一度は聴いた事があるかもしれません。

 

 

 

そのギターとは....

 

 

 

『ギブソン レスポール ・オリジナルサンバーストモデル』

※写真は ジミーペイジさん

 

 

 

というギターです。

ギターを知らない人でも

ギターといえば、ギブソンというメーカー!

 

 

 

なんて思っている人も多いでしょう。

形もどこかで見た事ありますよね!

 

 

 

このギブソンというメーカーは

1952年からこの写真のレスポールという形のギターを

現在に至るまで生産しています。

 

※厳密にいうと途中生産していない時期もありましたが。

 

 

 

1952年の日本といえば

手塚治虫の『鉄腕アトム』の連載が始まり

 

 

 

硬貨式の公衆電話が登場した時期です。

うーむ

時代を感じます。

 

 

 

このギブソンのレスポールですが

1952年発売後から改良を重ね

1958年に完成形の『オリジナルサンバースト』

と呼ばれているレスポールになります。

 

 

 

その後1960年までの3年間ほど生産されましたが

時代の中で最先端を行き過ぎた為か

当時の人にはあまり受け入れられず

生産終了となります。

 

 

 

その後、ある有名アーティストが使用して

有名になった事から再び注目され

1968年に生産が再び開始されました。

 

 

 

※画像はエリック・クランプトンさんが在籍していたJohn Mayall & The Bluesbreakersです。

エリックさんはこの時ギブソン・レスポール・スタンダード(サンバースト)1960年製を使用していました。

その後クリームの時代にはギブソン・ES-335 1964年製(セミアコースティックギター)を使っていたことでも有名です。

しかし再発売された、レスポールは

材質や音質が始めの物とは大きく異なり

全くの別物とマニアの間では、言われています。

 

 

 

そうです、もうお気づきかもしれませんが

現在高額なプレミアがついているレスポールとは

 

 

 

この1958~1960年のたった3年間に作られた

推定生産数 1000本~1500本

のレスポールギターなんです。

 

 

 

当時、生産国アメリカでの販売価格は

レスポール・スタンダードモデルが、265ドル(※当時のドル換算)

当時のアメリカの平均世帯月収が、約450ドル(※当時のドル換算)

これを現在のドルに換算すると、平均世帯月収は約450ドル→→→現在の価値に直すと約2,750ドル

この事から当時のアメリカでは、約一か月分の給料の『半分の価格』だったということですね!

ん?そう考えると当時からレスポールの価格設定は、今とあまり変わらないという事か...?

 

 

 

ちなみに当時の日本円の価格に直してみると...

当時日本では1ドル=360円 レスポール当時定価265ドル×360円=95,400円

当時の日本での大卒初任給が約13,100円だった事を考えると...

2018年の大卒初任給が約206,000円だったので、1960年から15.7倍

つまり当時の日本の若者視点で想像してみると

現在の価格で約150万円ほどだった!!ようですね。

 

 

 

現代で150万円の買い物って...軽自動車なら新車、中古車なら普通車など軽く購入できてしまいますよね!

この事から、当時はアメリカ製品全般が、日本人にとってかなりの高額商品だった事が想像できますね。

それだけ日本【円】の価値がまだ低かったという事か...

 

 

 

その後世界の技術発展、日本の経済発展も伴いながら、1971年以降徐々に世界全体が現在の、為替変動性に変ってゆき

日本【円】の価値も徐々に上がっていきました。

そのおかげもあり、現在私たちの身の回りには、様々な豊かで便利な物が溢れるようになりました。

戦後焼け野原で貧しかった日本から、現代は多くの人々があまり不自由することのない、豊かな物に囲まれている生活ができる事

私たちのお爺さん、お婆さん、父、母、そして人生の先輩方々に感謝しないといけませんね!

 

 

 

そして現在、当時のレスポールは市場に出回る事も少なく

たまに出たとしても、なんと

推定価格 2千万円~6千万円

すると言われています!

 

 

 

1980年代後半までは、100万円前後で買えたらしいのですが

投機目的での購入者などが増え、

現在の価格まで上がっていってしまったようです。

 

 

 

ギター一本で、家などが買える値段です。

これは私の予測ですが

今後も価格は上がり続けるような気がします。

 

 

 

余談ですがX JAPAN のPATAさんと HIDEさん、またBzの松本さんも

この超プレミア価格の 1959年製のギブソン・レスポールスタンダードを持っているようです。

PATAさんは 当時 X のアルバム「Jealousy」のレコーディングで滞在していた

アメリカで 2万ドル 日本円で約250万円で購入したそうです。

 

 

 

250万円でも高いですが、先ほども言いましがもう一度...

このギター現在

推定価格 2,000~6,000万円です。。

価値がありすぎてリスクが多く

ライブでもあまり使用していないようです。

 

 

 

でもそうなりますよね...

欲しくてもなかなか手に入らない恐ろしいギターです。

 

 

 

もしかすると、エレキギター版のストラディバリウス

みたいになって、数億円になっている日が来るかもしれませんね。

 

 

 

音色の違いなど、話しだすと

長くなりそうなので今日はここまで!

 

 

 

最後ですが

面白い事を言っている人をいつかネットで見かけました。

 

「オリジナルサンバーストのギターを使って活躍・有名になった人の音を、後世は追い求める」

 

「だから音が良いといわれ、そのギターを追い求めるのは当然だ」

 

 

 

実際にYouTubeなどで、この1959年のレスポールを弾き比べた動画も私も見てみましたが

動画で見ても確かに、他の年代の物と音が違うと私は思いました。

なぜ違うのか?何が違うからこうなるのか?

これを追い求めて、当時の木材の材質、木材重量、配線、ピックアップ、ペグ、加工方法などを再現した

ヒストリックコレクションというレスポールも、本家から販売されているほどです。

 

 

 

私は、昔の物を追い求める事は素晴らしい事だと思います。

積み重なった昔があるからこそ、今がある。

そして現代の物が、また次の歴史を作って行く。

 

 

 

 

だからこそ現代に生きる私たちは歴史(過去の事)を学び、

今までにないような新しい物を創造し、それが、新しい時代を切り開いてゆく。

そして、それが人生の目的ともなるのかもしれませんね!!

 

 

 

ちなみに現行のギブソンレスポールスタンダード

の値段はいくらかというと....?

アマゾンで検索してみました。


Gibson USA/Slash Les Paul Standard Appetite Amber [S/N 211210004]

高い.........

買うのには勇気がいりますね....

でも高いのには理由があり...主に他メーカーのギターとは木材が違います。

ギターは木材が主の楽器ですので、この材質の違いは明らかに音に影響を与えます。

この話が大好きな方は、日本でも多くいらっしゃれますので

調べてみてる事をおススメいたします!!

私も今後、詳しく取り上げてみたいと思います!

 

 

 

でもこの現行のギターも

あと数十年も経てば、

もしかしたら!プレミア価格になることだってありますからね。

世の中何が起こるか本当にわかりません。

 

 

 

※2018年2月 衝撃的なニュースが駆け巡りました。

「ギブソン社倒産危機!!」

記憶にある方もいらっしゃいますよね。

 

 

 

本当に倒産なんかしたら相場はどうなることやら!!

私も今のうちに買っておこうかな~!!

 

 

 

最後になりましたが、あなたの家にもお宝

眠っていませんか?

暇だったら、探してみましょう!!

 

 

 

それではまた!

 

 

 

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