エレキギターのブリッジ【フロイド・ローズ】Floyd Roseとは?
2019/08/18
こんにちは!
本日はエレキギターのブリッジメーカーで有名な
【フロイド・ローズ】
について紹介してみたいと思います。
その前に衝撃的なニュースが飛び込んできましたね...
大物DJアーティストのAvicii(アヴィーチー)さんが28歳で亡くなられました。
若いミュージシャンの死は本当に辛く、ファンの方々もショックでしょう...
心からお悔やみ申し上げます。
彼は新しい音楽のスタイルを切り開いた人物でした。
私も彼の音楽は大好きです。
これからも聴き続けるでしょう!
それでは本日のテーマの
エレキギターのブリッジメーカーで有名な
【フロイド・ローズ】について紹介していきます!
その前にエレキギターのブリッジとは何か?
この画像の矢印の部分です。
エレキギターの弦を取り付けているユニットです。
このブリッジと一言に言っても様々な種類があります。
【種類一覧】
・シンクロナイズド・トレモロブリッジ
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/60a38c301b8d0f82b783f32b11b0769f.jpg)
フェンダーのストラトキャスターでよく見るタイプですね。
・テレキャスタータイプ
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/6f12eb438272593795929f3a203b6844.jpg)
・ロック式トレモロブリッジ(フロイド・ローズはこのタイプになります!)
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_7957-e1558757649819-1024x759.jpg)
・チューンオーマチック/ストップテイルピースタイプ
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/be08effdfbd593b5f712be3811c7cadd.jpg)
レスポールタイプのギターでよく使用されています。
・ケーラータイプ
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/5604de0feeb6579cd3062fb0fda22179-300x300.jpg)
・ビグズビータイプ
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/c2053a4c6213b1107c123073969b2782.jpg)
・バダススタイル
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/15148c6f5fc6d1710d8e49b5562cd1dc.jpg)
このように沢山の種類がありますね。
今回紹介する【フロイド・ローズ】Floyd Roseとは
ロック式トレモロブリッジというタイプの物で
ギタリストでエンジニアのフロイド・D・ローズ氏が考案した
事からこの名称になっています。
このローズ氏はもともとギタリスト兼、昼間は宝石職人で
従来あったシンクロナイズド・トレモロユニットの
不安定な要素を改善する為、初期の物は自宅ガレージで手作りしたようです。
宝石職人という事もあり、モノ作りが得意そうですよね。
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/10d15d4d4bccbfd019e7dbba6187540a.jpg)
その後彼が制作したこのユニットの噂が瞬く間に広がり
初期型ユニットのシリアル番号「1」はエドワード・ヴァンヘイレン、
「2」はニール・ショーン 、「3」はブラッド・ギルスに渡っている。
そしてスティーブ・ヴァイもこれを入手したようです。
当時の最先端を行く、有名ギタリスト達が目を付けたんですね~流石です!
その後ローズ氏は1979年には特許を取得し
その後、前述のミュージシャンの影響による人気と需要の高まりに応じ
アメリカ市場向けは1982年にKramar Guitars(クレーマー・ギター)に販売が委託されました。
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/6ac9eddfa0903606f5dde055123aae9b.jpg)
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/sha-ra-.jpg)
しかし実際の生産はドイツのSchaller(シャーラー)社です。
シャーラー社の生産するブリッジは、チューニング安定性、強度共に信頼性で有名です。
また、日本市場向けは1983年、既に前年から独自に類似品を「FRT-1」という品番で製造・販売していたフェルナンデスに生産が委託され、「FRT-3」という品番で販売されました。
爆発的な人気の為、他各社はこれに似たコピーユニットを開発し、特許侵害を犯す事となりました。
※現在でも似たタイプの良くわからないメーカー品が、安価で多く出回っています。
実際にKahler社は1億ドルの損害賠償の訴えを起こされています。
その後、ローズ氏とKramer社は他社へのライセンス生産を許諾する契約を行い、
各社からライセンス品が製造・販売されるようになりました。
※ライセンス品にはブリッジに【Floyd Rose】の刻印がありません。
その後Kramer社との契約は1991年を持って終了し、以降アメリカ市場ではフェンダー社が販売を行っている。日本ではESP社のようです。
そして2005年に特許は期限切れで失効し、一部のライセンス品は安価になりました。
※以上Wikipediaより一部引用です。
ざっくりとこのような歴史を歩んできたようですね。
従来あったユニットと比べると、チューニングの安定性は一級品で
現在も尚ハイエンドなギターのブリッジには必ずと言っていいほど目にするブリッジです。
![](https://randymetal.com/wp-content/uploads/2018/05/ESP-300x300.jpg)
デメリットといえばやはり、弦交換とセッティングに時間がかかる事でしょうか。
慣れていないと、なかなか弦高合わせなどが大変です。
ただこのロック式トレモロアームでしか出せない音は
一度はまってしまうと抜け出せなくなりますね。
特に激しいロックやメタルジャンルのミュージシャンには人気です。
ここでこのロック式トレモロアームを活用して
最高でクールな音を出しているアーティストを紹介して締めくくりましょう!
個人的には、パンテラ (Pantera)のギタリスト『ダイムバック・ダレル氏』Dimebag Darrell
のアーミング操作が一番好きです。まるで爆弾が落ちたかのような音です。
https://www.youtube.com/watch?v=wgtZ7oOCmdM
この動画ではダイム本人が詳しくやり方を解説してくれており
貴重な動画です。
もう一人は、チルドレン・オブ・ボドム(Children Of Bodom)のギタリスト
『アレキシ・"ワイルドチャイルド"・ライホ氏』(Alexi "Wildchild" Laiho)
が使う、ランディVから出されるアーミング音ですね。
クラシカルでテクニカルな曲中に、絶妙なタイミングで入るアーミング音は必聴です!!
https://www.youtube.com/watch?v=bHx51qcSNqw
今回のフロイドローズは単品で買うこともできます!
た だし! 高いです!
参考にAmazonのリンクを貼らせていただきます。
![](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/414IDWJ2gwL.jpg)
Floyd Rose ORIGINAL TREMOLO SYSTEM フロイドローズ オリジナル トレモロシステム / Chrome【国内正規品】
それではまた!