リズム感の重要性と、鍛え方、その他のメリット
2020/01/25
突然ですが
「リズム感がないダンサーA君を、イメージしてみてください」
どうですか?
イメージできました?
バックで流れる音楽と
体の動きが全然あっていませんよね
さらには周りのメンバーと動きがズレズレです。
「見ていてカッコイイと思えません」
正直に言うと
「とてもカッコ悪いです」
A君本人も自分のリズム感のないダンスを
先輩に指摘されて
「人前で踊りたくない」
と憂鬱な気持ちです。
現在彼は
中々上手くならない自分に苛立ち
練習する事さえ、めんどくさくなっています。
逆にB先輩はというと
「抜群のリズム感でカッコよく踊っています」
音楽と動きもピッタリで
動きにキレがあります。
大勢の観客が集まるイベントに出演し
ミスも少なく、カッコイイダンスを決めています。
「観客の女の子や」
「後輩の女の子からもモテモテ」
A君とは対照的に
人生の脚光を浴びています。
ではこれをギターに置き換えて話を進めてみましょう。
リズム感のないダンサーが「カッコ悪かったように」
リズム感のないギタリストはどうなると思いますか?
結果はリズム感のないダンサーと同じです。
周りのドラム、ベース、ボーカルの人と
「音がズレまくり、演奏が台無しです」
「とても人前で演奏できたものじゃありません」
「見ていた観客は、最後まで音楽を聴かずに帰っていきました」
そうです
いくら個人個人が上手くても
みんなで合わせられなければ
いくらいい曲を演奏したって聴いてもらえません。
なのでこのリズム感を養うという練習は
人に音楽を聴いてもらい、受け入れてもらう
最低条件といっても過言ではないです。
ではどうしたらリズム感が身につくのでしょうか?
答えは簡単です。
曲を練習する時に必ず
「メトロノーム」
を使用してください。
これを毎回使う事によって
体にリズム感を養う事ができます。
メタル系の曲だと、短い時間に
難しいフレーズが沢山入ってきます。
始めのうちは、指が動かなくて
思うような速さで、音を出す事が出来ません。
なんとなくで練習していると
ピッキングができておらず
出ていない音が必ずでてきます。
これを防ぐ為に、メトロノームを使って
あえてテンポを落として
確実にピッキングする練習をする!
それによって
「正確で、綺麗な音が出せるようになります」
これは当たり前の基本ではあるのですが
これができる人って、ギター人口の中でも
かなり少ないと思います。
あなたも上手い人の演奏を聴いて
こう思った事はありませんか?
「全然雑音がなくて、凄いハッキリ聴こえる!!」
つまりこの基本がしっかりできる事
これさえできれば周りのギタリストに
圧倒的な差をつける事が出来るでしょう。
わざわざメトロノームを使うのは
めんどくさいかもしれませんが
このちょっとした事を続ける事によって
あなたの人生が変わるかもしれません。
これはギター以外の事でも共通する
とても大切な事だと私は思います。
余談になってしまいますが
このリズム感覚と語学学習には密接な共通点があると言われています。
米ノースウエスタン大学のニーナ・クラウス教授は、シカゴ在住の125人の高校生を対象に
1.メトロノームに合わせてリズムを刻むテスト
2.脳波を測定する装置を付けて音節をリピートするテスト
を行いました。
実験の結果①のテストで良い成績を残した生徒は
②のテストでも良い成績を残しました。
つまりリズム感がある学生は、音聴き取る能力が優れていたようです。
音を聴き取る能力は、語学学習には重要な要素です。
相手の言っている事が聴き取れなければ、返事すらできませんよね。
私が以前に読んだ本で、有名作曲者に
作曲の神髄をインタビューした本がありましたが
彼らは英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語など
数か国語での会話ができていたようで、作曲者などには
語学に堪能な人が多いのをかなり感じました。
やはり音楽と語学には密接な関係がありそうです。
このテーマで話出すと、もう一記事になってしまいそうなので
この辺にしておきますね。
では最後に今日のまとめ
練習をする時は
「メトロノームを忘れずに!!!」
では今から30秒でできるリズム感のテストをしてみましょう!
①時計の秒針が12時になったらスタート!
(ストップウォッチだとなおいいです!)
②時計を見ずに30秒をピッタリ狙うつもりで、数えてみましょう!
③最後に自分の中で30秒になったらもう一度時計をみましょう!
どうでしたか?
時計と自分のリズム感はピッタリ合っていたでしょうか?
これ意外と難しいんですよね~。。。
それではまた!
KORG メトロノーム MA-1 BKRD ブラック レッド